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同棲やめたらこんなにも「別れるのか」って聞かれるもんなのか。別れないよ。

彼の引っ越しを手伝ってトラックの荷台から荷物を運んでいるとき、オモチャのようなラッパの音が路地の向こうから聞こえてきた。
見ると、眼鏡をかけた中年の男が、50cm立方程の金属製の箱が三つ四つ入った小さなリヤカーを引きながらラッパを吹いている。
もしかして、豆腐屋だろうか。テレビなどで見聞きしたことはあるが、本物は生まれて初めて見た。
さすが、古都京都は風流であるなあと思いながらじっと見る。
しかし豆腐売りを実際に見たことがないのでそれが本当に豆腐売りなのか、もし声をかけでもしたら豆腐を売ってくれるのか、私も豆腐売りから豆腐を買うことができるのかわからない。
私の家はここからは少し離れているが、彼の家にはよく来ることになると思うので、その時には豆腐売りから豆腐を買ってみたい。
ラッパの音を聞きつけて、サンダルをつっかけて「2丁ください」と言ってみたい。
でも、この人が豆腐売りなのか、豆腐売りじゃないなら何をしているのか、聞きたいけれど信じられないほどの人見知りの私はじろじろと見つめるだけで一向に声がかけられない。
向こうも私をチラっと見て、また何事も無かったかのように表情もなくラッパを吹き出し、意外と商売気は無いようである。
商売気はない、ということは何かを売っている訳ではないのか?それともラッパ以外に何のマーケティングもなしに豆腐が自然と売れるほど豆腐売りがこのあたりに浸透しているということか。いや、ほんとは豆腐売りでもなんでもないラッパ吹きかもしれない。
考えているうちにラッパを吹く中年男の姿は見えなくなった。
家具を大方運び終えてトラックまで戻ってきた彼と彼の友人に、それって豆腐屋さんかなあと聞いてみたら、そうだよと答えが返ってきた。
じゃあ、もし今度見かけたら、今度こそ豆腐下さいと声をかけてみようか。
いや、でもほんとは豆腐を売っているんじゃないのかもしれない。人は意外と適当なことを言う。彼ら二人だってそうじゃないとは言えない。
豆腐下さいなんて言って、変な顔をされたらどうしよう、あとそもそも何してるんですか、なんて人に聞いたら失礼だと思われないだろうか。
そして考えは振り出しに戻り、おそらく私は一生この豆腐屋(のように見える人)に一切何の声もかけることができないんだと思う。


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もし声をかけることができたらまずこのブログで報告します!
(下手したら結婚の報告より後です!)
2009-02-09 : 日記 :
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20代の女が書いているブログです。

メール:kikuchiyouko(a)gmail.com
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(本当は、キクチじゃない。)

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